年 |
朝鮮半島/日韓・日朝関係主な出来事(政治・外交問題) |
インパクト |
1980年 |
政府、非常戒厳令を全国に拡大。
光州事件《韓国》 |
- 張本勲(ロッテ)が史上初の通算3000本安打達成(80.5)(81年に現役引退。通算3085安打は歴代1位)《野球/スポーツ》
- 韓宗碩、新宿区役所で指紋押捺拒否(80.9)(以後、指紋押捺拒否運動広がる。85年には民団発表で拒否・留保者が1万人を越える。89年に改定外登法で指紋生涯1回、93年には永住者を指紋制度から除外)《在日問題》
- ソウル南山にあるソウルタワー(別名:南山タワー)、75年に完工されていたがこの年より一般公開を開始(80.10)
|
1981年 |
全斗煥大統領就任《韓国》
|
- ソウル光化門に外国書籍の輸入許可を受けた大型書店、教保文庫がオープン(81.6)(83年に東京の八重洲ブックセンターと姉妹提携。92年に改修工事しリニューアル)(ちなみに鍾路書籍は1907年に開店の韓国で最も古い本屋だったが、2002年に倒産)
- 甲子園夏の大会、戦後初の本名出場として在日社会を沸かせた鄭、韓の京都商業とエース金村(現解説者)率いる報徳学園が決勝で激突。報徳が2-0で優勝(通名選手を含めると両校合わせて7名いたとされる)(81.8)
- IOC総会で1988年の五輪開催地がソウルに決定(名古屋は落選)(81.9)
|
1982年 |
教科書問題《日韓関係》
|
- 出入国管理および難民認定法制定(82.1)《在日問題》
- 韓国、夜間通行禁止令を34年ぶりに解除(82.1)
- 李御寧『「縮み」志向の日本人』刊行。ベストセラーに(韓国から見た日本人論の古典)(82.1)《出版》
- 大阪鶴橋に韓国専門書店「ソウル書林」開店(東の雄、三中堂は1973年に東京・京橋に開店。高麗書林は1962年創業)
- 韓国にプロ野球が発足(日本からは82年に白仁天、83年に広島の福士明夫、84年には巨人の新浦寿夫など在日韓国人選手が移籍し活躍)《韓国》
- 大阪生野のケービーエス社(社長高仁鳳)、ハングル電算写植の入力校正第1号機を完成(ハングル電算写植印刷を実現(世界初)。それまでは手動の写植(82.9)。以後、多言語DTP印刷も可能にし自治体・企業のパンフやポスター、カラオケ本、辞書や新聞の組版など数々の仕事を手がける。)
- 上坂冬子『慶州ナザレ園』刊行《出版》
|
1983年 |
中曽根首相、現職の総理大臣として初めて韓国を公式訪問(83.1)
大韓航空機サハリン沖でソ連軍に撃墜される
ラングーン爆弾テロ事件《半島情勢》
|
- 韓国サッカー界、82年アジア大会で日本に敗れて予選敗退した反省から、スーパーリーグ(Kリーグの前身)を発足(83.5)《サッカー》
- 渥美二郎・趙容弼の「釜山港へ帰れ」がヒット《音楽》
- 日韓文化交流基金発足《機関》
- 竹田青嗣『<在日>という根拠』刊行《出版》
- 中曽根内閣「留学生受け入れ10万人計画」を発表。以降アジアからの留学生増える。(2000年までに達成を掲げるが、実際は目標値の半分だった。,これを受けて83年にKCPインターナショナル語学研修院、85年に日本語学校赤門会が開校するなど日本語学校急増)《留学》
- 大阪生野区のコリアンタウンで第1回「生野民族文化祭」実施(毎年恒例行事に)(83.10)
|
1984年 |
全斗煥大統領訪日《日韓関係》 |
- NHK「アンニョンハシムニカ ハングル講座」放送開始《TV》
- NHK、韓国・朝鮮の人名を日本式から現地読みに変更。(以降他局も)《TV》
- 公立高校として初めて北九州市の小倉商業高校が修学旅行で訪韓。(72年には私立2校が訪問)《教育》
- アジア専門書店「アジア文庫」が神田神保町に開店
- 関川夏央『ソウルの練習問題』刊行《出版》
- 別冊宝島39『朝鮮・韓国を知る本』刊行《出版》
- 関川夏央『海峡を越えたホームラン』刊行《出版》
- 別冊宝島42『10日間のハングル』刊行《出版》
|
1985年 |
南北離散家族と芸術団の南北相互訪問 《半島情勢》
|
- 平凡パンチで韓国特集《出版》
- 佐藤邦夫編『気分はソウル』刊行(85.6)《出版》
- 汝矣島の漢江沿いに63ビルディング(大韓生命ビル)開館《韓国》
- 第1回ワンコリアフェスティバル開催《イベント》
- 女子プロゴルファーの具玉姫選手(84年デビュー)、紀文レディースクラシック優勝などこの年の日本女子ツアー3勝で賞金順位3位に(現在でも現役活躍し、02年9月に通算20勝目を挙げる)
|
1986年 |
ソウルアジア大会開催
|
- 『地球の歩き方16 韓国』が初めて刊行(86.1)
- 姜信子『ごく普通の在日韓国人』刊行。ノンフィクション朝日ジャーナル賞受賞《出版》
|
1987年 |
韓国で大規模な民主化抗争(87.6)《韓国》
独立紀年館(天安)が開館(82年の教科書問題の時に建立準備委員会が発足し全国からの寄付金で完成)《韓国》(87.8)
大韓航空爆破事件(87.11)《半島情勢》
|
- 湯浅学・根元敬ほか幻の名盤解放同盟『ディープコリア』刊行(87.12)
- 友野康海氏『韓国歌謡現在形』を500部自費出版 《出版》
- 在日2,3世の若者同士の交流促進のために、民団青年会主催で韓国訪問をする行事「青年故郷訪問団(青訪団)」がスタート(毎年恒例行事に)《在日》
|
1988年 |
盧泰愚大統領就任《韓国》
盧泰愚大統領、民主化宣言《韓国》
ソウルオリンピック開幕《韓国》 |
- 角田房子『閔妃暗殺』《出版》
- アジア映画社(配給会社)が設立される。
- ソウルの蚕室に屋内テーマパーク、ロッテワールドがオープン
- アシアナ航空が誕生(1990年にソウル-東京路線就航)
《運輸》
- 金蓮子、ソウル五輪公式ソング「朝の国から」(吉屋潤作曲)で日本デビュー(88.5)(公式テーマ曲、コリアナの「ハンド・イン・ハンド」も流行る)
- ソウルオリンピック開幕。
- 李良枝『由熙』芥川賞受賞《出版》
- 鄭詔文氏の寄贈と援助で朝鮮古美術を展示する「高麗美術館」が京都にオープン(88.10)《施設》
- 桂銀淑「夢おんな」が大ヒット。この年の日本有線大賞を受賞(88.12)(86年には「大阪暮色」で有線新人賞獲得)《音楽》
- 東京赤坂に日本初の韓国式アカスリ全身美容サロン「クララ」がオープン(現在、韓国アカスリの日本普及第一人者でクララボディークリーン代表の申潤玉氏が手がける)(1988)
- 日本人の韓国年間訪問者数が100万人を突破《旅行》
|
1989年 |
|
- 韓国人の海外旅行自由化《韓国内》
- 四方田犬彦『われらが<他者>なる韓国』刊行《出版》
- 在日コリアンの生活文化情報誌『セヌリ』創刊(89.11)《雑誌》
- 紅白歌合戦で韓国の歌手4人が出場(趙容弼、金蓮子、桂銀淑、パティ金)(89.12)《音楽》
|